【徹底解説】レジンテーブルの作り方。10枚以上作った僕が失敗も含め解説。

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この記事を書いた人
川瀬悠大(28)

DIYオタク/ソロ/キャンプ/登山/自然が好きな引きこもり

独学でDIYを始め、DIY系のYouTubeも現在140,000人
2年でキャンピングカーを2台作ったり山で秘密基地を製作中
(安さ重視で工具を選んだ記事はこちらはこちら

憧れていたレジンテーブルを作りました。楽しくて、かれこれ10枚以上作ったので、失敗談も含め作り方を解説します。

レジンテーブルをDIY

レジンテーブルとは

名前の通りレジンを使ったテーブルです。
(今回は木とレジンなのでウッドレジンテーブルです)

レジンは大きく分けて2種類あります。

・アクセサリー作りでよく見るUV-LEDライトを当て固めるUVレジン(1液性レジン

・主剤と硬化剤を混ぜ作る2液性レジン

100均とかでよく見るのはUVレジンですね。

今回はテーブルでレジンの量も多いので2液性レジンを使用します
時間が経てば固まるので、取り扱いも簡単。

レジンテーブルの作り方

レジンってなんか難しいって思ってましたがやることはシンプルです。

磨くという行為が時間がかかるので労力はかかります。でも難易度としてはそこまで高くないかも(色々失敗してきたけど…笑)

木材カット➡︎枠を作る➡︎レジンを混ぜる➡︎注入➡︎磨くとにかく磨く、そして磨く….

①形を決め、木材をカット。

今回は木の端材を安く頂いたので、無垢材を使用します。
(5.6cm以上の場合は2回に分けてレジンを入れたりと大変になるので、2.3cmのものが作りやすいです)(薄すぎても割れやすくなる)

レジンテーブルはレジン自体に強度もあるので、形も自由。
ということでまずは王道のリバーテーブルを作ります。

名前の通り川のように見えるテーブルです。

これ2枚の板の間にレジンを流すのですが、元々は1枚の板です。

一枚板の両側(樹皮)の部分が内側に来るように縦半分にカットします。

この時しっかり真っ直ぐカットできるように定規を当てるのがオススメ。

(まあ最後に形を整えるからいいけど、直角にしておく)

縦半分に切ったら、外側を内側にむけていい感じの場所を合わせて使用する。

今回は長さ約1mにしたかったのでその箇所で合いそうなところでカットする。

この内側部分はレジンで覆われるので先にヤスリで綺麗にしておきます。

僕は磨く前に水で綺麗にします。
この時高圧洗浄機とかあればなおよし。(端材を使用してて汚いため)

綺麗に磨く。
最初は荒いヤスリ(#60)で削り、薄っぺらい箇所なども削っておく。

今回木の内側だけ(川)レジンを注入するのでその箇所だけ。

木も全部埋まるぐらいレジンを注入する場合は、木の表面なども綺麗にしておく

②型枠をつくる

レジンは液体なので、完全な枠が必要になります。

隙間もだめ!表面をレジンがくっつかないもの!

型枠は合板に離型テープ、周りは角材(3cm×4cm材)に離型テープ。

1番初めに作った時は型枠合板(黄色いやつ)でそのままやったら大惨事になりました。笑

レジンが板にくっつき大変なことに。

絶対に離型テープやOPPテープを貼りましょう。

レジンくっつく問題についても解説してます。

レジンは想像以上にベタベタして、想像以上に何にでもくっ付きます。

離型スプレーもあったり、色々な方法がありますがテープは簡単で無難です。

そして、簡単に取れました!

ちなみに僕はFRP-ZONE.comさんの離型テープ(黒)を使用してます。
(フローレスレジンを購入するときにテープがつくいてくることもある)

周りは3cm×4cm材が固定しやすくよかったです。
最初は薄いめの板でやりましたが隙間ができやすく、直角にしづらかった。

なので、ある程度しっかりしてる角材がオススメ。

レジンが触れる箇所は全部テープで。

ビスでそのまま固定して、最後継ぎ目や隙間はコーキングしました。
(初めての時レジンが漏れたトラウマがあるので、本気です)

コーキング自体もレジンにはくっつかないのでやっておきます。

レジンは高いので漏れたりするのは嫌ですからね。

テープで隙間を埋める方法もありますが、テープが折れたり大変だったのでコーキングにしました。

③レジンを混ぜる

レジンは透明度が高く、評判もいい「フローレスレジン」に決定。

色々使いましたが気泡も入りにくく、黄ばみもないので気に入ってます。

20kgタイプが1番コスパが良かったので、購入しました。

20kgは結構な量になるので、とりあえずテーブルを作ってみたいという方は4kgタイプでいいと思います。

1kg単位とかで安いものはあるが、量も考えると高い。

そして安すぎるのも割れやすいとかもあるみたいで怖い。

評価も良さそうなフローラスレジンにしてみた。(結果的には大満足)

レジンとなると、「あーもう分からない難しそう。。。」と思う方もいるかもですが

簡単です。主剤:硬化剤を3:1で混ぜるだけ!!以上!!!笑

主剤とかそんな深く考えなくていいです。
主剤はA、硬化剤はBと表記されてるので、AにBを入れて混ぜれば固まるよ(1,2日後)ってだけ。

あとは使用したい分だけを容器に入れ混ぜていく。

あと一踏ん張り!!!ℓ計算も難しくないからしてみてください!!!笑

ℓ計算方法

まずはm3を出します。
0.2m×0.3m×厚みの0.02m=0.0012m3

最後に×1000をしてℓ(リットル)が出ます!!!(1.2リットル)

レジンの比重をかける。

※レジンはKgに戻すと1.1~1.5倍になります。

1.2リットルをKgに戻すとレジンの比重をかけて、1.8kg
3:1に分けるので1.35kg:0.45kgになります。

形が歪だったりするので僕はちょっと多めに作ります。

(画像のレジンテーブルはもう少し量を使ってて3リットルぐらいです)

この時主剤(A)は湯煎してから混ぜると気泡も抜けやすく固まりやすく、扱いやすくなります!!!

なんかレジンは冬に作るより25度ぐらいが1番いい温度らしい。
僕は真冬にも作ったのできっと大丈夫。

ただこの時12月で冬なので、ボトルごと湯煎しました。
(50〜80度ぐらいのお湯に浸からす)

初めて作った時、小さい容器に入れてから湯煎をしたらそのままレジンこぼしました。。。w

鍋もベタベタレジンをゆるゆる。
ボトルごと湯煎しましょうね。

湯煎したらA/Bを混ぜます。

3:1という割合が重要なのではかりも必須です。

この分配を失敗すると硬化不良が起きる!と色々なところで脅されました。w
ちょっとぐらいなら全然大丈夫そうだけど。

一応0.1g単位で測れるキッチンスケール。

(バケツは安めのやつ。ベタベタするので使い捨てですね)

このままだと透明なので、着色剤を入れます。

エポキシ樹脂の着色もできるマイカ粉顔料です。(ピグメント)
液体系もありますが、色の種類も豊富でメタルチックな感じもありそうなのでこれに決定!

いろいろな着色剤を使用しましたが、フローレスレジンと同じ会社と着色剤を使っています。

特に色のこだわりが強くないのであれば、レジンと同じメーカーの着色がいいですね。

この粉が思ったより着色が強い。
ほんのちょっとでいいです。

小さじ1みたいな量で十分。

後はひたすら混ぜます。

ペイントミキサーがあると便利です。
というか700円ぐらいなので絶対買ったほうがいいです!!

インパクトドライバーにそのまま設置できる六角軸のタイプです。

泡立てすぎると空気が入りすぎるので、泡立たないようしっかり混ぜます(10分ぐらい)

どう混ぜても気泡はできます。

気泡はガスバーナーで炙ると簡単に排除できます。
時間が経つとまた上に上がってくるので、また排除!

しっかり混ぜて気泡が上に上がってくるのを数分待って気泡を排除したら、あと入れていきます。

オススメの着色剤はこれ

④レジンを注入する

②で作った枠に板を設置してレジンを入れていきます。

この時絶対に水平になるように枠を設置します。
水平じゃないと片側によったりレジンを均等に入れれなくなります。

バケツのまま注入!!!
テープをつけておくとそこから垂れるから入れやすかった。

この時木が浮かないようにクランプで固定。

クランプがレジンにつくとくっついたり、ベタベタになるので
テープを貼った合板を間に挟んでおく。

写真の1番左はクランプが足りなかったので、板を周りの枠に固定し木を押さえつけてます!!!

クランプも意外と高いんだよね。。。
ホームセンターにいくたびに少しつづ買い足してます笑

ホームセンターより数百円安かったから今後はアマゾンでポチッと…

気泡を消しながら入れたいので、一気に入れずに少しづつ足していく。

レジンを入れる➡︎混ぜて模様をつける➡︎バーナーで気泡を消す➡︎レジンを入れるを繰り返す。

割り箸とかて混ぜると、模様をつけれます。

色味が薄めのレジンを入れてから、後半着色多めのレジンを入れて模様をつけてます

⑤2日待つ

2日ぐらいで固まります。
完全に固まる前の方が枠が取りやすいとも聞くけど、僕は3,4日置かしました。

ちなみに模様が薄いなー気泡があるなーと気づいても1日後とかは絶対に触らないのが吉!!!!笑

僕は気泡を消そうとほこりを取ろうと,,,触って変な凹凸ができたり萎えました( ; ; )
同じ萎えを体験しないように忠告です!!w

そして表面に気泡とかは時間が経つとどうしても出てくるんです。
でも表面は後で削るので気にしなくてOK!
変に固まってない時に触るとより大惨事です。

⑥削る磨く!!!

個人的にはここが1番大変な箇所。
そしてレジンテーブルといえば!!!磨く!!!ってやつです。

見やすい写真が少なかったので、ここから違うテーブルになってますが要領は同じなのできにしないでください!!!!
(緑のレジンテーブルから青のレジンテーブルに。木の形も少し変わってます)

ここからのテーブルの着色したのはこれ!
この色も川みたいで本当に気にいってる。

磨き方

#60(荒い)で気泡や表面を削り、80,120..とあげていき、最後は1000,2000,4000と仕上げる

ヤスリには番号があり数が小さい方が荒くなり、数が大きくなると仕上げ用になっていく。

一般的なDIYでは240,400は仕上げ用に分類されますがレジンテーブルは4000,人によっては10000番まで磨いたりする(変態の域)

今回は表面をしっかり削りたいので、60番から使用しました。

1個前のヤスリの傷を消していくイメージ。60の後は80で60の傷を消すを繰り返す

そうやって1個前の傷を消していくと最終ツルツルになる。

400ぐらいまで磨いたら、僕は耐水ペーパーに切り替えて水をつけながら磨きました。
水をつけると一気にツルツルに見えるのでテンション上がります!!!

簡単に書いてますが、数時間は磨きましょう(僕は2日間磨いてましたw)

⑦仕上げる

10000まで磨く人もいると言いましたが、自分用とかならもっと適当でOKです。

耐水ペーパーで400,600まで磨けば十分だと個人的には思ってる。
(多少の傷も味ですよ味)

とかいいつつ自分は、鏡面仕上げとかもして10000まで磨いてますが笑笑

けど、これやった感想としてはやらなくてもいいかも!と思いました。
やったんですけどね。笑笑

意味はなくてもこだわりたい。この記事を読んでくれてる方はきっと共感してくれるはず…

こんなのも使って磨いてますよ。
でも、これもなくてもいい。

耐水ペーパーで十分です。

ちなみに僕はmakitaのサンダーを使用してるので丸型125mmのヤスリを使用してます。

⬇︎ここから仕上げ用(追い込みたい方だけ買ってください)

で、最後僕はオイルで仕上げました。

ナッツオイルです。
油には乾性、不乾性があり乾性の油なら乾いて固まるので塗ってOK。

よく料理で使う油やオリーブオイルは不乾性なので塗ってもいいけどベタベタするかも。

木の部分は思ったより色味が出なかったので最後オスモカラーで仕上げました

オスモカラーって高くて今まで気になってても買ってこなかったんです。
ただレジンがそもそも高いし磨く労力もすごいし、妥協したくなくなって買いましたw

なんかDIYの沼にちゃんと浸かってるな。。。

塗った感想としては、いい感じするけど、ナッツオイルでもいいかも。

まあ、耐久性とか色々考えたらオスモカラーの方がきっといいんだろうけど、見た目の話ね。

まとめ

(完成って打つと乾性って出てくるパソコンです)

着色を薄くしたらもっと透明になりますが
透明にしすぎると傷も目立つのである程度着色しちゃった方が楽です!!!

着色しても裏に手をやると透けて見えますよ。
もっと着色すれば、もっと適当な磨きでいいかも!?w

はい。完全にハマりました。

20kgのレジンなんて多いと思ってましたが買って正解でした。いつの間にか10枚以上作りました。

最初海外のYouTubeとかで見ていつかやりたいな〜〜と思ってましたが、いざやってみると工程は意外とシンプルでした。

手がベタベタになったり、レジンが漏れたりと失敗もありましたが、なんとか形にはなります。

最初は大きすぎず厚み3cm程度のサイドテーブルとかを作るのがオススメです。
(巨大テーブルになると難易度も上がりそう)

テーブル以外にもアクセサリーとかレジンは色々使えるなと思いました。
棚とかにもレジンを入れたり、色々レジン×ウッドを構想していきます。

大きい1枚板を買って巨大なレジンテーブルとかもありですね。

失敗もまとめてみた。

レジンって少し敷居が高くて挫折する方も多いです。
挫折するポイントもまとめたので合わせて見てください。

レジンの選び方

色々使った結果、フローレスレジンが1番気泡が入りにくく、透明度も高いのでオススメです。

黄ばみにくいとも言われています。

レジン自体、高いから値段は高いです。

1kgとかの販売もあるけど、20kgとかで買うとだいぶ割安になるのでオススメ。

どうせ全部使うぐらいレジンにハマるので、迷ったけど買って正解でしたね。

ただ20kgとなると相当な量なので、使い切るか不安な方は4kgタイプでいいと思います。

20kgの方がコスパはいいですが、とりあえず1,2個作ってみたいって方は4kgが安心だと思います。

フローレスレジンの中にも速乾型、トップコートなど色々ありますが
レジンテーブルの場合は、注型用の遅延硬化タイプでいいと思います。

海アートをやりたい方や、厚みのない場合は速乾型でもいいですが、厚みもあるレジンテーブルの場合は遅延硬化の方が割れも無く、安心です。

トップコートタイプは、最後に上からピカピカにするコーティング用です。

使用した材料

■レジン液

コスパも良くてオススメ!
今のところ割れたりなども問題なし。

ただ僕みたいに何個も作りたい!ではなく1つだけ作ってみたい..とかなら4kgの方で十分です。
20kgの方がコスパは良くなりますが4kgタイプでも十分な量があります。

自分の作るサイズに合わせて選ぶのもありですね。

■OPPテープ

梱包用のテープか離型テープがオススメ。
ないと痛い目に遭いますww

僕が今回使用した離型テープはこちら

■はかり

細かく測れるものがオススメ。

■着色剤

BLACK DIAMOND PIGMENTS
今まで緑と青と黒を使用しましたが全部いい。使いたい色を使おう。

色が迷う方は10色セットのものがオススメ。
これで色を使ってみてから、好みの色を買うのもアリ。

10色バラエティーセットはこちら

■ペイントミキサー

インパクトにそのままつけれるのが便利です(インパクトドライバーを持ってる前提w)
安いし、最悪使い捨てでも。。

■クランプ

クランプは他のDIYでも必須アイテム。
4つぐらいは持っておいた方がいいですね。
大は小を兼ねるので30cm 40cmとか大きめがGOOD。

■ヤスリペーパー

ヤスリは消耗品なので正規品より安さ重視。
安いのすぐ剥がれたりボロくなるけど、レジン削ると相当汚れるので安物でOK。

仕上げは耐水ペーパーで。

■ナッツオイル

これ安いけどもう5個ぐらい買ってるリピーターです。
まな板に塗ったり、昨日スプーンに塗ったりと食用なので安心。
乾性だからベタベタしないし、色味も少し深くなって気に入ってます。

レジン楽しみましょう( ^∀^)

■挫折するポイント

■レジンくっつく問題について考える

■レジンの選び方(オススメはこれ)

川瀬悠大(28)

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