ピザ窯を自分で作って今は薪の種類などにもこだわっているので、薪の選び方を説明していきます。
→ピザ窯の製作過程はこちら
薪の選び方
まず結論から言うと、広葉樹です。
(広葉樹?って方のために。)
木には「広葉樹・針葉樹」と2種類あります。
・広葉樹とは…例:サクラやナラ、ケヤキなど
葉が広く膨らんでいて幹は太く曲がっていることが多く枝分かれしてる
・針葉樹とは…例:マツやスギなど
先が尖り細い葉。
成分などいろいろ違いはありますが、大まかな見分け方はこんな感じ。
木を見たらわかると思います。
(杉のようにまっすくのびて尖っていたり、サクラのように、幹が曲がって枝分かれしてボワっとしてたりと。。)
ピザ窯で使用されてる薪は本格的ならほとんど広葉樹です。
「広葉樹が選ばれる理由」
・(火が付きにくいが)火持ちが良い。
・燃えてる時のヤニが少ない。
火持ちが良いと言うのは、窯なのでもちろん必須条件ですよね。
火がつきにくくても、薪の中は燃焼しやすいので問題ないです。
広葉樹は基本ヤニが少ないので、ピザ自体の旨味を落とすことなく焼けるのでオススメですよ。
火力も結構出るので外はカリカリ中はもちもちが簡単にできます。
(広葉樹の中で)オススメの木の種類
広葉樹の中でも1番のオススメはナラです。
ナラという木は火持ちがとてもよく、火力も十分あります。
ナラ以外だとカシ、クヌギ、ブナがオススメですね。
もちろん、針葉樹の杉などでももちろん良いんですが、やっぱり煤が出たりしやすいのでピザ窯の掃除が大変になります。
火はすぐつくので簡単ですが、火持ちはそこまでなので、杉などは焚き火用にすることをオススメします。
一気に火力と温度を上げたい時は針葉樹もありですね。
<オススメの木>ナラ、カシ、クヌギ、ブナ…
木のサイズや乾燥などの細かい選び方
細めの木だとそのまま使用できるので楽なのですが、外側の樹皮部分が多くなるので、どうしてもヤニなどが出やすくなります。
なので、樹皮部分を少なくするために、斧で薪割りをするのです。
太めの木(直径10cm以上)を割ると、より乾燥させやすくなりますよ。
樹皮に覆われて乾燥もしづらいので、水分量が高いままになってしまいます。
水分量が高いと、煙などが出やすくなるので住宅街などで薪を燃やす場合はしっかり乾燥させたいですね。
目安としては含水率は15%~20%程度と言われています。
あんまりピンとこないと思いますが、薪割り後1年以上乾燥させるぐらいです。
(逆に乾燥しすぎても火持ちが悪くなります)
かといってこれは木の種類や地域にも変わりますので、期間はこれだけ!と決めれるわけではないです。
2ヶ月ぐらい乾燥させて薪を使用することもあるので、あくまで一般的に言われるベスト条件です。
よくある質問
Q.広葉樹じゃないとダメなのか?
え?って言われるかもですが、結論なんでもいいんです。笑
これじゃないとダメということはありません。
煙などが出る分には良いですが、ヤニが出すぎると味が変わる可能性があるのでヤニが少ない広葉樹をオススメしてます。ただ、杉の薪でも大丈夫です。
Q.廃材は薪に使える?
一般的には廃材は防腐剤が入ってたり、ネジが入ってる可能性があるので、使用しないと言われます。
でも、実際は廃材は薪にもってこいの材料です。
釘などは自分で取ればいいですしね。塗料が塗ってない木材なら全然ありです。
僕はよく、工場などに廃材もらって薪にしてますよ。
Q.1年も乾燥させないとダメなの?
なんども言いますが上記の方法はベストな条件です。
家で普通にピザ食べるときにそこまで完璧を求めなくていいので1ヶ月ぐらいは乾燥させたいですが、それぐらいでも十分使用できます。
水分量が多すぎるのは煙が出すぎて、燃えづらいのでなるべく乾燥させる!ぐらいでOK。
まとめ
<薪の選び方>
・広葉樹のナラが1番オススメ。
・樹皮はなるべく少なくなるように、太めの木を斧で割る。
・1年ほど乾燥させ含水率は15~20%程度がベスト。
薪の種類も多いので悩むと思いますが、これはあくまで本格的な方向けです。
なので個人でやってみる場合などはそこまで考えすぎなくても、木は基本燃えますので大丈夫です!w
薪もこだわりだすと深いので、ピザ窯は最高に楽しいですね。
ピザを食べるために、窯や薪など色々なことが重なって美味しくなるピザが大好きです。笑
ピザ窯を自分で作って、焼いてみて実験中なのでよかったらご覧ください。
(ピザ窯の作り方から見たい方はこちらで完成まで解説してます。)
こんにちは。ゆうだいです。
DIYが大好きで、自作の車や基地を1人で製作しながら籠っている者です。
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