DIY好きな人は1度は考える「電気工事士2種」
電気系(家のコンセントやライトなど)は基本的に免許がないとやってはいけないというルールがあります。
電気のミスは火事に直結するので、免許があるのは当然と言えば当然ですね。
いつか取ろうと逃げていましたが、今回勉強をして合格したので、僕のやり方も含め解説します。
学生時代も勉強を頑張った経験がない僕でも独学で受かったので、誰でもやれば受かると思います。
Contents
電気工事士
電気工事士は国家資格です。
1種、2種というのがあり、簡単にいうと扱える電力の差ですね。
・1種…最大電力500キロワット未満の設備(工場やビル等の大きな電気設備)
・2種…一般用電気工作物(住宅や小規模な店舗等の電気設備)
家や店の電気など基本的に扱えるので、DIYerは2種だけでOK。
ビルとか発電とかの巨大電気を扱う方は1種ですね。
僕みたいに、古民家を買って電気工事したいとか、家のコンセントを増設したい、ダウンライトを新しくつけたい、などは2種で全部できます。
家の電気をブレーカーから全てOK。
なので、今回は2種についての勉強時間などを解説します。
電気工事士2種の難易度
電気工事士2種の試験は「学科と技能」の2回あります。
学科が合格したら、次は技能試験を受けられるという流れです。
・学科試験の合格率は例年60%前後
・技能試験の合格率は70%前後
半数以上は合格していますが2つの試験を合わせると、40~50%前後となります。半分は落ちるぐらいですね。
国家資格の中では難易度は低い部類です。
また、第一種電気工事士よりも簡単です。
試験内容は?
・学科試験はマークシート式、100点中60点で合格
マークシートなので、ある程度うる覚えでも通用します。
問題50問/1つ2点なので、20問は間違えても合格です。
なので全部勉強せず、計算問題は捨てると言う選択肢もありますが、僕は落ち着いて1回で合格したいので捨てずに全部やりました。
↑技能試験の候補問題(後で簡単に理解できるので大丈夫)
・技能試験は候補の13問が公開され、その中のランダムで1問が試験です。
配線図を書き、コンセント、ランプなどをコードで繋げるだけの試験になります。
工具も必須です。
技能試験は絶対に知っている問題が出るので、候補の問題を練習しておけば、誰でも合格できます。
時間との勝負と言われるので、不合格の方もいますが、僕は時間半分ぐらい余ったので、そこまで重く考えなくて良さそうです。
勉強方法は下記で紹介します。
勉強時間は?
第二種電気工事士試験に合格するために必要な勉強時間は学科試験と技能試験あわせて200時間程度が目安です。「1日1時間×週6日×8カ月」くらいのペースが目安です。基礎知識がある人は、これよりも短い期間で合格を目指すことが可能です。
→ユーキャン参照
200時間と言われていますが、皆の意見を平均すると40~100時間ぐらいですね。
1日1時間を3ヶ月あれば合格できます。早い人だと1ヶ月前から勉強を始めて受かる人もいます。
・学科試験2ヶ月前から〜(60時間)
・技能試験1ヶ月前から〜(20時間)
正直、時間に関しては人によりますが、平均すると上記の感じですね。
僕は学科試験3ヶ月前から、技能試験は1ヶ月前から始めました。
勉強時間は学科試験50時間、技能試験15時間ぐらいです。
余裕を持って少しずつやりたいので早めにスタートしました。1日4時間とかやるのは好きではないので…基本は毎日1時間。
学科試験を終えてから技能試験まで40日間ほどあるので、とりあえず技能試験は考えなくていいと思います。
まず、学科試験!!受かってから技能試験の勉強スタートでOK
学科試験の勉強方法
正直言うと教科書は無くてもいい。
過去問の方が大事だ。
勉強方法としては、「教科書、過去問、アプリ、YouTube学習、スクール」が主なやり方ですね。
教科書+過去問題で勉強する方が多いと思います。
ただ、学生時代勉強をしなかったツケなのか、教科書テキストで勉強をしていると眠くなるんです。笑
いい方法はないかと、YouTubeで調べてたら、色々な方が電気工事の受かるための勉強方法などをUPしてくれていました。
それが、めちゃくちゃわかりやすい。人によってはテキストがいいかもですが、動画で要点をまず押さえるのはオススメです。
猿でもわかる電気工事士というタイトルに惹かれて、この方の動画を全部見て学習しました。
覚え方や、特に大事なところを押さえてくれているので、効率よく学べます。授業みたいなので眠くなるかもですが、動画かテキストは好みによりますね。
僕は完全に動画学習派です(このタイプと僕も初めて知りましたw)
テキストが良い方は、この本が1番メジャーです。
ちなみに僕のは2023年版ですが、2021年とか数年前のものでも同じなのでOK。
動画学習だ!と言いましたがこのテキストは僕も持っています。
やはり、教科書は体系的に学べるし、ピンポイントで調べられるので、そりゃあると便利です。
どっちやねん!!ではなく、節約したい方は、無くても合格できるよという話です。
僕は1回で合格したかったので、もちろん教科書も買いました!笑
後で後悔するより、先に払って、自分にやる気を出させる作戦です。
動画でもテキストでも関係なく「過去問題」はとにかくやった方がいいです。
学科試験のテストはマークシート式で、基本的には毎年似た問題が選ばれます。
3年前の問題が今年出るとか、全く同じ問題の使い回しが多いので、過去問題は1番重要ですね。
僕がこの過去問題をやりまくりました。
今の時代ネットで過去問題を探すことも可能だとは思いますが、解説も載っているのでこの本がオススメです。
僕は過去問題で90点安定的に取れるまでやりました!!!
60点合格なので、そこまでやらなくてもいいけど。
時間がどうしてもない方は、計算問題は捨ててもいいですが、全部やっておく方が安心ですね。
まあ、最悪理解できない箇所があっても合格できるという話です。
技能試験の勉強方法
(汚くてすみませんw)
技能試験は、公式で候補13問が毎年出題されます。
その中からランダムで1問出るので、それを複線図に自分で書き、コードをカットし接続し、施工していく流れになります。
ただ、出る問題が決まっているので、13問を何回か練習すれば、誰でも合格できます。
1通りで受かる方もいますが、最低でも2周はやった方がいいですね。
(1周とは13問解く)
練習はこんな感じのものを13問作る流れです。
勉強方法は1回目はYouTubeの解説動画を見ながら、一緒にやりました。
HOZANという会社が毎年出してくれているので、これを見ながらやれば独学で簡単に合格できます。
1回目は難しいかもですが、どんどん慣れていくので時間内にできるようになります。
不安な方は3周分と工具もついたセットもあります。このセットがあれば追加で何か購入する必要もないです。
迷ったらこれ。3回練習分+工具+テキスト↑電気工事士を受けた人なら知っている「電工石火」シリーズです。
技能試験なので、もちろん工具も必要で上記の工具は試験で使える工具なので、僕も上記のセットを購入しました。
電動工具は禁止なので気をつけましょう。
HOZANというメジャーな電気工事の工具セットを購入する方が多いですね。
工具だけ欲しいという方はこれがあれば問題なしです。
試験に使うコードやコンセントを自分で集めることも可能ですが、正直初めての人で全部集めるのは、相当な手間です。
なので試験で使うセット販売をしてくれている「電工石火」シリーズが安心だと思います↓
色々な組み合わせがあるので、ぜひ見てみてください。
累計20,000セットの販売の電気工事セットちなみに多めに買っても、余った分をメルカリで売ることもできるので多めが安心かも。
器用さに自信がある方は1回でもいけるかもしれません。
当日焦るのも嫌なので、何回か練習しておきましょう。
試験は40分間ですが、僕は20分ぐらいで完了するまで練習しました。
技能試験のオススメセット
1回分のセットはこちら 2回分のセットはこちら 迷ったら全部セット↑これが僕が購入した3回分、工具、テキスト付き(追加購入なし)
これもあると便利
先ほど紹介したHOZANの合格クリップです。
技能試験で配線を接続する前に、クリップで仮止めできます。
あると便利と言いましたが、個人的には必須ですね。
こちらの10個セットあれば十分です。
合格配線チェッカー(こちらもHOZAN製)
技能試験の練習で、配線チェッカーを使うと光るので、実際に配線がうまく機能しているのかを確認できます。
当日は使えませんが、練習で確認するのにあるといいですね。
不安を感じやすいので僕は購入しましたが、まあ無くても大丈夫ですね。
まとめ
電気工事士は誰でも合格ができる資格です。
この資格があるとDIYの幅が一気に広がります。屋外にコンセントを作るとか、古民家をリフォームするなど…。
この記事を読んでいるという方は、迷っている方もいると思います。
はい。絶対に取りましょう!!!!笑
確かに面倒な気持ちもありますが、僕は本当にとって良かった。
こんにちは。ゆうだいです。
DIYが大好きで、自作の車や基地を1人で製作しながら籠っている者です。
(YouTubeも現在140,000人突破)