車の板張りには憧れがありました。
でも車検もあるし、全部は板張りにはしたくない…
ということで、ドアの内側だけを木製にしました。
簡単に出来ます。車検も通ります。廃材使うので0円です。
Contents
車のドアの内側を木にする
はい。通ります。
木製でも厚み3mm以上の場合は、難燃材として認められます。
✔️3mmより薄い場合は車検は通りません。
✔️布やレザー調にする方は、車検可のレザーなどをつけましょう。
なので今回は厚み5mmの合板にしました。(3mmでも可)
ドアの内パネルを外す
この車は軽バンです(日産クリッパーバン)
基本はネジと裏側のクリップで固定されているので、簡単に外せます。
ぐるぐる回すものは、外すのが大変だったので、別記事で外し方をまとめておきます。
この時、車の内装剥がしの道具があると便利です。
裏側にトリムクリップというものがついており、これでドアと固定しています。
この薄い黄色?みたいなのがトリムクリップです。
これを押すことで固定されるシンプルな仕組み。
このクリップは無理やり剥がすと壊れることもあるので「トリムクリップ外し」が必須です。
500円以下で買えるノーブランド品で十分。
クリップ以外にも、先端を入れてテコの原理で使えたり、車の内装を剥がしたりするなら、買った方がいいと思います。
ネジを外したら、あとはドアのパネルごと取ります。
裏側からついているものもあるので、全ての取っ手を外す必要はないです。
裏側から、ビス止めされている箇所も外し、全取っ手も外します。
ネズミ色の革?も外しちゃいます。
なんかこの色は好きじゃないんですよね〜。
合板で同じ型にカットする
廃材の厚み5mmの合板を使用。
3mmでも良かったのですが、5mmの方がタッカーで固定しやすかったり、重さもそこまで変わらないので、5mmにしました。
車検可能のレザーなどで仕上げる場合は、木の厚みはもっと薄くてもOK。
そのまま同じサイズにカットしたいので、合板にドアパネルを乗せ線を引きます。
あとは線の通りカットする。この時2mmぐらい大きめにしておくと、くっつける時に違和感もなくなります。
パネルに合わせて合板をカット。
元々のパネルより、小さくはしないように!!
曲線も多いので、DIY初めての方には難易度が高いかもですが、ジグソーがあればカットできます。
コード式だとパワーもあって、バッテリーに比べるとそこまで高くないので、おすすめ。
これだけのために、ジグソーを買いたくないという方がほとんどだと思うので、ホームセンターでレンタルや工房を借りるのもありですね。
DIYオタクの僕的には買うことをお勧めします…….笑
(今後もめちゃくちゃ使うので)
それでも買いたくない。でもやりたいという方は、大変ですが糸鋸でも可能です。
大変ですが、厚みもない板なので、曲線も意外とカット出来ます。
同じ形にカットしたら、内側の穴も同じように切り抜きます。
線を引き、穴を開け、そこからジグソーでカットという手順です。
ここが1番大変な箇所ですね。
まあ、廃材だし多少の歪みも味です。
あとは隠れる位置なので、バリもそこまで気にせず、サイズも数mmならOK。
これが仕上げになるので、綺麗に磨きます。
カットした場所を丸っぽく。内側だけ特にしっかりと。
ちなみに、丸い穴を開けるときは両側から穴を開けると綺麗に仕上がります。
小さいドリルで穴を開け、そこを目掛けて両側から開ける。
厚みが薄いものはやりにくいけど…。
数mm大きくカットする方が違和感がないと言いましたが、大きすぎる場合は、ドアに干渉する場合もあるので注意が必要。
僕は大きくカットして、ドアに干渉したので、やり直しました。
厚みが増えることも意識して、カットしましょう。
くっつける
元々のパネルと、カットした合板をくっつけます。
この方法だと、新しくクリップを取り付けなくて良いので楽です。
ボンドをたっぷりと塗り、固定。
この時フチとクリップや穴の空いている位置周辺はボンドを多めに。
このまま、重いものを乗せれば固定できます。
ただこの裏側は見える箇所ではないので、裏からタッカーで固定しました。
とにかく打ちまくる!!
見えない箇所だし、タッカーが多ければ強度もますし、ボンドもよりくっつく。
一応、重いものを数時間乗せておきました。
ドアパネルは表面がツルツルしてたので、荒いヤスリで磨きました。
ツルツルより、多少の凹凸がある方がボンドで固定しやすいので。
意外と大事!!!!
取り付けて完成
裏からつける取っ手などは先につけておきます。
この時、元々のネジでは締まらないという事件が発生。
合板の厚み分、長いビスにしないとダメ。
はぁ〜。こういうのは萎えるな。。。
ホームセンターへ行き、少し長めのビスに変えました。
後で、取っ手をドアに取り付け時もビスが必要になるので、表面が黒のものに。
合板や板を取り付け、厚みが変わる場合は、既製品のネジがそのままつけられるか確認が必須ですね。
あとは、作ったパネルをドアに取り付けて完成!!!
クリップで固定なので、ドアを叩いて押し込めが固定されます。
取っ手なども全て黒く塗装しました。
→塗装方法を詳しくはこちら
まとめ
今回は、元々あるパネを再利用することで、より簡単に木製化ができました。
1から作る場合は、トリムクリップの位置も合わせたり、やることが増えます。
なので、手軽にやりたい場合は、パネルに合板をくっつけるのがオススメです。
木と黒は合いますね。車内も木の匂いで落ち着きます。
失敗した点
実際に失敗した点や、壁に当たる部分もまとめておきます。
厚みが大きくなるので、ネジを買う必要がある
厚みが大きくなっても、ネジが使えるのか?確認が必要。
ない場合は、合うネジをホームセンターで買えばOKですが手間ですからね。
ドアや取っ手が閉まらない可能性あり
厚みが大きくなるのと、取り付け合板が元々のパネルより大きいと、ドアや取っ手に干渉するの可能性があります。
僕はドアの締まりが悪くなったので、しっかりとカットし直しました。
内側パネルより、大きくなりすぎないように。
カットする前に確認しておくと、わかりやすいです。
(厚み5mの合板を挟み、取っ手に干渉するのか確認中の写真)
使用したもの
・ジグソー
・ドライバー
・トリムクリップ外し
・タッカー
こんにちは。ゆうだいです。
DIYが大好きで、自作の車や基地を1人で製作しながら籠っている者です。
(YouTubeも現在140,000人突破)