包丁は定期的なメンテナンスが必須です。
磨くことで切れ味が上がるのはもちろんですが、欠けたりを防ぎ長持ちします。
包丁の研ぎ方
研ぐというと職人のような気がして難しく思うかもですが、簡単です。
必要なもの
砥石さえあればできるので、誰でも手軽にできます。
砥石は磨く用と仕上げ用の2種類を使用しました。
・荒砥石(#80〜#400程度)…刃こぼれした時
・中研石(#600〜#2000)….一般的に使われる(中仕上げ用)
・仕上げ研石(#3000〜#6000)….本格的に仕上げたい時
#8000〜以上の超仕上げ砥石もありますが、使うことはないので省略
基本的には1000番くらいの中砥石1つだけで十分です。
刃こぼれ、大きく欠けている場合は荒砥石が必要ですが、欠けたら交換の方がいいですね。
なので、中仕上げ用の研石1つ変えば十分です。
砥石だけあればOKですが、土台もあると安定するので重宝します。
砥石が変わることもあるので、サイズの調整ができる土台がオススメ。
はい。以上です。あとは包丁だけ。
研ぎ方の手順
では研ぎ方も紹介します。初めてでも誰でもできます。
水に浸す
気泡が出なくなるまで水に浸します。内部に浸透するのに30分程度かかります。
水をかけるだけでもできますが、しっかり水に浸さないと包丁が欠けたり研ぎにくいので、しっかり水に浸そう。長い分はOK。
準備する
水が出るので、雑巾やタオルを置き、その上に砥石を置きます。僕は新聞紙の上でやりました。
あとは研いでいる最中にも水を少しかけると滑りが良くなるので、水も準備しておきましょう。タオルもあると拭いたり出来るので楽です。
研ぐ
このような角度で上下に動かします。角度に正解はないですが一定の角度研ぎましょう。
右手で包丁を持ち、左手は添えて、刃の逆部分は10円玉が2,3枚入るぐらい浮かせます。
あとは角度も変えず一定のスピードで研ぐのみ!!!
刃元→真ん中→刃先の数カ所に分けて、包丁を前後に動かして砥いでいきます。刃先からでもいいですが、刃先の方が繊細なので刃元から。
ちなみに刃先にいくほど、分けるスペースを細かくしていきます。
刃の1/3部分(刃元)を磨き、1/3の真ん中を研ぎ、残りの1/3をまた3箇所に分けて研ぐイメージです。
片面が研げたら、裏返し向きは変わりますが、同じように研ぎます。
裏返すので、刃が上にくる。なので前後の力の入れ方は少しだけ変わりますが、同じように。
両利きの場合は、左手に持ち替えで研いでもOK
これを何往復もやり、同じ角度で研議ます。
両刃の場合は20往復程度。
片刃の場合は20往復してから、裏返して3回程度。
ほとんど両刃だと思うので、このやり方でOKです。
「研げているか確認する方法」
かえりがついていれば研げている証拠です。
カエリとは、刃先に出る金属の薄いまくれのことです。研いだ裏側にでます。
なので、両側を研いだら、また最後に裏返して2往復ほどし、かえりをとります。
軽く仕上げるように研ぐだけでOK。
常に湿らして状態でやりたいので、水をかけながらやると良い。
水を指ですくってかける程度でOK。
また研いでいる時に研ぎ汁といって金属を磨いた汁?が出ますが、それも拭かずにそのまま研ぎましょう。いい滑りになります。
最後に洗って完成
最後にしっかりと拭き、洗って完成です。
研いだばかりの包丁は金属臭がすることもあるので、しっかり洗い、乾燥させてから使いましょう。
また、砥石は水できれいに洗って、しっかりと乾燥させてから片付けます。中に水分が残っているので、外に半日ぐらい置いておくと、乾きます。
まとめ
包丁を研ぐのはプロがやるものだと思っていましたが、簡単にできました。
もちろんプロと比べたら完成度は低いのかもしれないけど、定期的に研いで愛着が溢れてきてます。
もっと簡単そうな包丁研ぎ器じゃダメなの?
結論、ありです。
ただ、毎回だと切れ味も落ちていくので、手軽な研ぎ器。時間があるときに砥石という使い分けがベストですね。
毎回、水に浸して研ぐのが面倒っていう人が、包丁研ぎ器をお勧めします。
ただ、研ぐのも楽しもうという同志はぜひ砥石もやってみてください。切れ味もメンテナンスも考えると砥石の方がお勧めです。
こんにちは。ゆうだいです。
DIYが大好きで、自作の車や基地を1人で製作しながら籠っている者です。
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